元旦のことなど

ここ数年、どうせ死ぬんだっ!との思いに囚われすぎて、ずいぶん不自由な生き方をしてきてしまったように思われるのだけれども、昨年の秋に「とりあえずあと30年は生きよう」という誓いをたててからは、だいぶ気が楽になったように思う。昨年はまずまずの年であったと、心からそう思える。

去年という年を二字熟語で表すのならば、これはもう『散財』ということに尽きる。生まれて初めて親にお年玉をあげたことに始まって、新しい財布を買ったりなんだりで元旦からずいぶん金を遣い、それがそのまま一年間続いてしまったような年であった。オークションにはまってしまい、今、財として残っているものだけでも、ギター3本、アンプ、ドラムセット、LDプレイヤー、DVDプレイヤー2台、レコードプレイヤー、PSP、ロボット型掃除機、i-pod、コーヒーメーカー、コピー機デジタルカメラ2台、LP及びLDが約500枚、CD約200枚等などを購入。ああ、旅費と事務所の改装費もあったっけ。副業で稼いだ分はきれいに遣いきった一年であった。
でも後悔は別にない。さすがにロボット型掃除機だけは想像していたものよりもあまりにお粗末で、届いた初日に猫たちを脅えさせただけで、今どこにあるのかもわからなくなってしまっているけど。

今年の目標?「趣味に生きる」を、引き続き掲げておこうか。残念ながら、休日を増やすのは無理だともう悟った。うまく時間をこねくり回して、ロバのように働き王様のように遊ぶ、を実践したいものである。

久しぶりの休日となった大晦日の朝は興奮のせいか午前3時に起床。そのせいで除夜の鐘をきく直前に就寝。強烈な便意に襲われ、またもや午前3時に目が覚める。厳密な意味での初夢ではないが、どうも、ほ○のあきの夢をみていたようで、なかなかのスタートとなったのではないか。犬、猫たちのトイレを片付けているうちにすっかり目が冴えてしまい、寝るのをあきらめる。今年最初に読了したのはジム・トンプスンの『死ぬほどいい女』。大晦日に読んだ『真夜中のベル・ボーイ』が、ずっと悪夢をみせられているような実に気がめいるものであったが、こちらは語り口が快調。ただし最後はやはり悪夢となる。今のところ同著者の作品では『POP1280』に次ぐ位置。

昨年のクリスマスに自分へのプレゼントを求めてヨドバシに行ったときに、ホームシアターシステムがいたく気に入ったのだけれども、そのときはいったんパス。大晦日にクラプトンのDVDを観ているうちに欲求が再燃。本日ヤマダ電機の初売りに行ってみるも選択肢がわずかしかなくて購入せず。

年男ということで、中学生の頃以来だと思うのだが嫁に雑煮をつくらせて食す。そのせいか、本日は大便を12回もした。

死ぬほどいい女

死ぬほどいい女